仕事と自分の価値観を一致させる

Meaning-of-lifeサーチ・インサイド・ユアセルフ

Google で開発された人材開発プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ」では、モチベーションを自分で作り出して持続していく方法として、次の3つのステップを推奨しています。

  1. 仕事と自分の価値観を一致させる
  2. 自分が成功している未来をありありと思い浮かべる
  3. 失敗から立ち直る回復力を身につける

この最初のステップの「仕事と価値観を一致させる」とはどういうことでしょうか?

これは、別の言い方をすると、

「誰かに仕事をさせられているのではなくて、好きで仕事をやっている」

ということです。

そのような仕事は、以下の2つの条件のいずれか、あるいは両方が当てはまるものです。

  1. 仕事を通じて、自分の人生に意味があると思える。
  2. 仕事を通じて、没頭できる。

何かに貢献する

人生に意味があるというのは、どういうことでしょうか?

ポジティブ心理学の研究者、Martin Seligman 博士によると、人は何かに貢献することによって、自分の人生に意味がある、と感じるのだそうです。

例えば、

  • 自分は家族を支えている。だから自分の人生には意味がある。
  • 自分は地域社会に貢献している。だから自分の人生には意味がある。
  • 自分は会社の仲間に貢献している。だから自分の人生には意味がある。
  • 自分は地球環境の改善に貢献している。だから自分の人生には意味がある。

といった感じです。

人間は、社会的な動物なので、何らかの形で、自分以外の何か、誰かに貢献していないと、人生の意味を感じることができず、幸せになれないのです。

何に貢献するから自分の人生の意味があると思えるか、これは、人によっても違いますし、人生のステージによって変わっていきます。

「今の私は、仕事を通じて何に貢献しているから、自分の人生に意味があると思えるのか」

これをはっきりと意識することができれば、モチベーションを持って仕事できるはずです。

何かに没頭する

Martin Seligman 博士によると、人は何かに没頭するときにも、幸せを感じるそうです。

人が没頭するときの条件として、博士は次にことを挙げています。

  • 何か自分の得意分野や好きなことに取り組んでいること
  • その分野で、自分のスキルレベルに見合った難しさの課題に取り組んでいること

得意分野、興味のあることは、人によって異なります。例えば、以下のようなことです。

  • 調べごとをしている時に没頭する。
  • 人にものを売っている時に没頭する。
  • 人にものを教えている時に没頭する。
  • 勝負をしている時に没頭する。
  • 作曲、演奏しているときに没頭する。

それから、そのスキルレベルに見合った課題に取り組んでいいないと没頭できません。課題が簡単すぎると、退屈して没頭できません。仕事が難しすぎても、不安を感じて没頭できません。

仕事に没頭している間、人は時間が経つのを忘れ、幸せを感じます。パフォーマンスもとても高くなります。

今の仕事の中で、自分が没頭することができることは何でしょうか? これをはっきりと意識することができれば、モチベーションを向上することができます。

価値観をどうやってみつけるのか

  • 仕事を通じて何に貢献しているから自分の人生に意味があるといえるのか? 
  • 自分が没頭できるような得意分野や興味のある分野は何か? 自分のスキルレベルに見合った課題とはなにか?

こういったことは、自分にとって大切なもの、自分の好きなこと、といった自分の価値観に関する問題です。

これを探すためにお勧めしたいのは、マインドフルネスです。マインドフルネスの実践を通じて、自分を客観的に見つめる習慣ができると、次第に自己認識が高まっていきます。自分にとって、大切なものや得意分野が、高解像度で見えてくるようになります。

もう一つ、お勧めしたいのは、ジャーナリングです。ジャーナリングとは、簡単にいうと日記をつけるということです。自分の心に浮かんだ考えや感情をそのまま箇条書きしていくと、客観的に自分を観察して、心の整理がつきます。

ジャーナリングについては、次の記事もご参照ください。

今の仕事が価値観と合わないとき

大抵の場合、今の仕事の中で、何か自分が貢献できること、あるいは、自分が没頭できることが見つかるはずです。

もし、全く見つからない場合はどうでしょうか? あるいは、今の仕事では満足できない場合はどうでしょう?

今の仕事は、自分の価値観に合った仕事をするための、最初のステップになるはずです。自分の価値観に合った仕事をするために、今の仕事がどのような役に立つのか、どのような機会を作ってくれるのか、考えてみるといいでしょう。

また、そのような難しい状況のときこそ、マインドフルネスの実践を通じて、あるいは、ジャーナリングを通じて、自分の考えや感情を客観的に観察することが役に立つと思います。


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