G-LWGX0D5F1Z 在宅ひとり死のススメ

在宅ひとり死のススメ

介護師マインドフルネス

在宅ひとり死のススメ」は、上野千鶴子氏による著書です。

私も、年をとってきて、老後の不安を感じていたので、この本を読んでみました。概要、次のとおりです。

  • 老人になって孤独死することを怖がる人がいるが、在宅で一人で死ぬことは、こわくない。むしろオススメできる。
  • これは、現在の介護保険のもとで、一人暮らしで年をとって体が動かなくなっても、痴呆症になっても、在宅で比較的安価にプロの介護を受けられるようになったため。緩慢な死を迎えるときに、病院に行く必要はなく、在宅で一人で死んで構わない。介護に来た人が見つけてくれる。死んだあとにどうするかは、誰かに頼んでおけばいい。
  • 家族と暮らしたり、施設に入ったりしても、幸せになれるとは限らない。むしろ、孤独を感じて不幸になるというデータもある。孤独にならないためには、地域や友達とのつながりを持つことが大切。

私は小さいときから、死に対する強い恐怖を持っていました。死んだら自分はどうなるのか、ということを考えると今でもこわいです。

この本を読んで思ったのは、「ああ、なるほど。こうやって死ねばいいんだ。」ということです。死ぬための段取りがわかったような気がします。すこし、気が楽になりました。このように死ぬときに家族に囲まれて、手を握られながら死ぬよりも、一人で死ぬ方がよっぽど気楽です。

この本を読んで、私がこれから死ぬまでにやるべきこととしては、次のようなことだと思いました。

  • マインドフルネスの実践を継続して、心や体が衰えていくことを受け入れる。
  • ボランティア活動などに参加して、人とのつながりを保つ。
  • 介護保険が改悪されないように投票活動する。
この記事を書いた人
しげき

1963年生まれ。大阪市出身。京都大学法学部卒。KDDIやマイクロソフトなど、30年以上、IT業界で営業・マーケティングを担当した。
2007年からマインドフルネス瞑想を継続して実践する。
2018年にセミリタイアし、マインドフルネスの講師となる。MBSR 認定講師。

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