何か不安を感じたり、悲しいことがあった時、思わず食べすぎてしまう、ということがありませんか?
感情的な状態で食事をすることは、太ったり痩せたりする原因となりますが、マインドフルネスを実践することによって、ある程度、防ぐことができるそうです。

マサチューセッツ大学医学部のEmily Levoy 博士の研究によると、 MBSR(マインドフルネスストレス低減法)の8週間のコースに参加した348人を対象に、次の質問をしたそうです。
- 「不安を感じた時に、何かを食べてしまうことがありますか?」
- 「悲しい時に食べすぎてしまうことがありますか?」
- 「寂しいと感じた時に何か食べて自分を慰めることがありますか?」
答えは、「いつも」「頻繁に」「時々」「なし」の4つの中から選んでもらいます。その結果を「感情的に食べる度合い」として数値化します。
Levoy 博士の研究によると、マインドフルネスを8週間実践した人は、その前と比べて、感情的に食べる度合いが著しく減ったことが認められたとのことです。感情的に食べるという問題を抱えている人ほど、大きな効果があったとのことです。
マインドフルネスとは、「今、ここ」で起こっていることを意識するという意味です。自分の身体の感覚や感情、思考をありのままに受け入れて、心の平静を保ちます。
また、無意識のうちにやってしまう不健康な反応、たとえば、感情的に食べすぎてしまう、といったことを防ぎます。

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