瞑想で気持ち良くなるか?

瞑想で気持ち良くなる時

マインドフルネス瞑想を続けていると、とても気持ちが良くなることがあります。私の場合は、こんな感じです。

  • その日によって変わりますが、大抵、5分から15分程度続けて座る瞑想をしているときに起こります。
  • 全身の皮膚、特に、頭、顔、両手の皮膚が痺れたような、温かくなったような、幸せでうっとりとするような感覚を感じます。
  • 「気持ち良くなろう」と思って瞑想をすると、そのような期待や欲望が邪魔をして瞑想が深くならず、気持ち良くならないことがあります。様々な雑念で心が乱れているときにもうまくいきません。
  • このように、瞑想中気持ち良くなったときは、その後、寝付きがよく、眠りも深くなります。

マインドフルネス瞑想は、自分の呼吸や思考、感情など、「今、ここ」で起こっていることに気がつくことによって、過去や未来のことでくよくよ悩まないための瞑想です。

気持ち良くなることは、瞑想の「おまけ」と考えるようにしています。気持ち良くなろうとして瞑想をしても、そのような期待や欲望が瞑想の妨げになり、結局、気持ち良くなれないからです。

なぜ瞑想で気持ち良くなるのか?

ところで、瞑想をしているとなぜ、気持ち良くなるのでしょうか? 

これには、いくつかの脳内物質が関係しています。瞑想によって分泌が促進されたり抑制されたりする脳内物質についての記事がありましたので、以下、概要を紹介します。

セロトニン

セロトニンは、脳細胞間の信号伝達に欠かせない脳内物質です。ストレスや加齢によりセロトニンが減少すると、鬱症状を起こすことがわかっています。

モントリオール大学の研究によると、マインドフルネス瞑想により脳内のセロトニンのレベルが上昇し、ストレスや鬱症状に効果があるとのことです。

コルチゾール

ストレスを受けると、コルチゾールというストレスホルモンが脳内で分泌されます。

コルチゾールは生きていく上で必要なホルモンですが、恒常的なストレスによって、コルチゾールを分泌しすぎると、加齢を早めたり、血圧を上げたり、不眠症になったり、不安や鬱を強めたりする悪い影響があります。

カリフォルニア大学デイビス校で2013年に行われた研究によると、マインドフルネス瞑想とコルチゾールの分泌レベルに強い相関が認められたそうです。

また、ラトガース大学で行われた研究によると、瞑想実践者はコルチゾールの分泌レベルが50%少なかったとのことです。

DHEA

DHEAは、「若返りホルモン」とも呼ばれ、体内の炎症を抑えたり、病気を防ぐ機能を持つホルモンです。加齢とともに減少していくと言われています。

ビンセント・ジャンパパ博士の研究によると、瞑想実践者は、通常の人と比べて43.77% も脳内のDHEAのレベルが高いそうです。

GABA

アルコール、薬物、タバコ、カフェイン、大食いなど、何らかの依存症を持っている人は共通して、GABAが不足しているそうです。さらに、GABAの不足は、不安や落ち着きのなさ、寝付きの悪さの原因になるそうです。

2010年に行われたボストン大学医学部の研究によると、マインドフルネス瞑想を60分間行っただけで、GABAのレベルが27%増加したとのことです。これは、運動するよりも効率が良かったそうです。

エンドルフィン

エンドルフィンは、幸せな感覚をもたらし、苦痛を和らげてくれる脳内物質です。

1995年に行われた研究によると、ランニングをしたグループと瞑想をしたグループを比較したところ、両方ともエンドルフィンの分泌レベルは上がったのですが、瞑想したグループの方が、気持ち良くなった感覚がより強かったそうです。

メラトニン

メラトニンは、睡眠のリズムを調整してくれるホルモンです。日中、強い光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制され、夜、暗くなってくると分泌量が増えます。メラトニンが脈拍、体温、血圧を低下させることにより、眠気を感じます。

ところが、現代社会の生活では、夜遅くまで明るい部屋にいたり、テレビやパソコン、スマホの画面を見ていたりするので、メラトニンが適切に分泌されず、なかなか眠れないということが起こります。

ラトガーズ大学で行われた研究によると、瞑想実践者は、メラトニンの分泌レベルが平均で98%向上し、300%以上向上した人も多数いたとのことです。


出典:

https://eocinstitute.org/meditation/dhea_gaba_cortisol_hgh_melatonin_serotonin_endorphins/