この記事ではエモーショナルインテリジェンス講座で学ぶ、影響力について解説します。
影響力やリーダーシップを高めたいが、どうやったらいいかわからない、という方に有益な情報です。
影響力とは
影響力とは、「周りの人に自分の影響力を行使する能力」のことです。
影響力は、社長とかグループリーダーとか、リーダーの役職にある人にとって、重要な能力ですね。もし、チームメンバーへの影響力がなければ、リーダーの職務を務めるのはとてもむずかしいことでしょう。
この「 周りの人に自分の影響力を行使する能力 」は、リーダーではない人、チームのメンバーにとっても重要な能力です。
組織で仕事をしている人は、誰でも、他の人との関係で仕事をしているわけですから、上司や顧客を説得したり、同僚に何かを頼んだり、プロジェクトを推進したり、といった時に相手への影響力が必要なのです。
影響力は、リーダーの職務にある人にとっても、チームのメンバーにとっても、重要なリーダーシップのためのスキルといえるでしょう。
IQ よりも EQ が大切
皆さんの周りには、他の人を巻き込んだり、説得したり、協力させたり、といったことが上手な人、つまり、強い影響力を持つ人がいるでしょうか?
頭のいい人、IQが高い人は、影響力が優れているとは限りませんね。
それよりも、自分の感情をコントロールできる人、相手の気持ちや立場を理解できる人のほうが、チーム内で強い影響力を持っているのではないでしょうか?
影響力を持つため、つまり、リーダーシップを発揮するためには、IQよりも、エモーショナルインテリジェンスが重要なのです。
影響力を鍛えるために
エモーショナルインテリジェンス講座では、チーム内での影響力を高めるために大切な2つのスキルを、実習を通じて学びます。
相手の感情や立場を尊重しながら、難しい会話をこなす
自分にとって、心理的な抵抗があって避けてしまいたい会話というのは、誰にでもあるものですが、いつも会話を避けていると、チームでの影響力は高まりません。
問題を解決するための会話や、関係を改善するための会話は、難しくてもやってみましょう。この難しい会話をやってみるという実践を通じて、チームでの影響力を高めます。
チーム内で困難な状況にある人に対して、思いやり(コンパッション)を持って接する
チームの中で困っている人に対して、その人にとって一番役に立つことは何かを考えて、それを実行することができる人は、自然とチーム内で尊敬されて、影響力が高まります。
影響力がある人は、意識的に、あるいは無意識のうちに、チーム内で困っている人がいないか、気を配っています。
日常生活の中で、困っている人を見かたら、その人にとって一番役に立つことは何か、自分は何ができるのか、ということを考えてみましょう。そのように考える習慣がつくと、行動に起こす勇気も自然と湧いてくるものです。
まとめ
影響力は、エモーショナルインテリジェンスの一つの要素です。チームのリーダーだけでなく、チームのメンバーのリーダーシップのために必要な能力です。
影響力を高めるための具体的な実践方法として、「難しい会話をこなす」ということと、「困っている人に何ができるか考えてみる」という2つの方法があります。
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