リーダーシップについて

leadersihpサーチ・インサイド・ユアセルフ

Google で開発された人材育成プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ」では、リーダーシップについても学びます。

ここでいうリーダーシップとは、周りの人に自分の影響力を行使する能力のことです。

この能力は、社長とかグループリーダーとか、リーダーの役職にある人にとってはもちろん重要な能力ですが、チームのメンバーにとっても重要な能力です。組織で仕事をしている人は誰でも、他の人との関係で仕事をしているわけですから、上司や顧客を説得したり、同僚に何かを頼んだり、といった影響力が必要なのです。

頭のいい人、IQが高い人がリーダーシップに優れているとは限りません。自分や他の人の感情を理解したうえで行動することができるエモーショナル・インテリジェンス(EQ)が、周りへの影響力を高めるためのより重要な要素です。

以前、「サーチ・インサイド・ユアセルフ」のプログラムで次のような質問を受けたことがあります。

「人の感情など気にしない意思の強さが、リーダーシップには必要では?」

この質問への答えとして、自分の思うところを以下に書きます。

私達は、「強い意思をもったリーダーが、様々な困難を乗り越えて、批判的だったチームメンバーの尊敬を勝ち取り、最後に勝利を掴む」といった話が大好きで、映画やテレビドラマで良く見たりします。

でも実際の職場ではどうでしょうか?

グーグルが「生産性が高いのはどのようなチームか」という件で、社内で学術的な調査をしたことがあります。プロジェクト・アリストテレスといいます。

事前の予想では、生産性の高いチームには、優秀なリーダーがいたり、優れた能力を持った人が集まっていたりするのだろう、と思われたのですが、結果は驚くべきものでした。

生産性の高いチームは、「心理的な安全性」のあるチームだったのです。リーダーやメンバーの能力は関係なかったのです。

「心理的な安全性」とは、次のようなことです。

  • チームメンバーが自分の成功や失敗を安心して共有できる。そのせいで馬鹿にされたり罰をうけたりする心配がない。
  • チームメンバーがリスクを取る行動を取れる。

このような組織のリーダーの役割で重要なのは、自分の意思を押し通すことよりも、チーム内の心理的な安全性を高めることです。

つまり、

「自分の意思を通すためにチームメンバーに指示を飛ばすリーダー」よりも、

「チームメンバーが安心して能力を発揮できる環境を作るリーダー」が望まれるのだと思います。

特にグーグルのような、型にはまらない創造的な仕事をする職場ではそうですね。

もちろん、職場によっては、リーダーの意思の強さ、計画性、明確なビジョン、経験などが必要とされることも多いでしょうが、「心理的な安全性」は、どの職場にとっても必要なものだと思います。

ところで、厳しい競争を勝ち残ってきた人にとって、「心理的な安全性」をチーム内で高めることは、必ずしも得意とは言えないかもしれません。

そこで、「サーチ・インサイド・ユアセルフ」では、実習を通じて、リーダーシップのために大切な次の2つのスキルを学びます。

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