もう歳のせいか、時々肩が痛くなることがあります。左右のどちらかの肩が痛くなり、半年ぐらいで自然と回復します。
今は、左の肩を後ろに引くと痛いです。日常生活には不自由なく、痛みもきつくないので、無理のない範囲でストレッチをして様子を見ています。

このストレッチのために、私は、横になった姿勢のマインドフルヨガを実践しています。
マインドフルヨガは、MBSR (マインドフルネスストレス低減法)で学ぶ、マインドフルネス瞑想の一つです。身体を鍛えたりリラックスさせることが目的ではなく、身体の感覚を観察して、「今、ここ」で起こっていることに意識を向けるために行います。
例えば、ヨガのポーズを取る時に、次のような感じで、肩の感覚や心の中を観察します。
- 肩をどこまで動かせば痛くなるかを観察
- 肩の痛みの種類や程度を観察
- 肩の痛みによって引き起こされる思考や感情を観察
- 「これも年のせいか、私も終わりだ」
- 「こんな痛み、なんでもない。もう少し無理してみよう」
- 「昨日よりも、良くなった(悪くなった)みたいだ」
無理をしてしまって、肩がもっと痛くなったときには、その痛みの感覚や残念な気持ちも観察します。
MBSR で行われるマインドフルヨガには、立った姿勢のポーズと横になった姿勢のポーズがあります。それぞれ、45分間の音声ガイダンスを聞きながら実践します。
MBSRで実践されるマインドフルヨガの特徴は、次のとおりです。
- 初めての人でも実践できる基本的で簡単なポーズが採用されている。
- 身体の各部分、体全体の感覚を観察できるように設計されている。
- 自分の現在の状態や体調に合わせて、ポーズを変えるように勧められる。
- 自分の身体や心に対して、優しい気持ちと好奇心を持って実践されるように勧められる。
マインドフルヨガについての詳細は、以下の記事をご参照ください。
マインドフルヨガの目的は、肩の痛みを治したり、ストレッチをしたり、ということではなくて、身体や心を観察することなのですが、マインドフルヨガを実践することにより、結果的に無理なく肩をストレッチすることができていると思います。
もし、マインドフルヨガの実践を通じて、痛みがひどくなってきていることに気がついたら、病院に行くつもりです。
マインドフルヨガは、MBSR (マインドフルネスストレス低減法) のコースで学ぶことができます。
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