50歳を過ぎたころから、両肩のどちらかが痛くなり、腕をあげられなくなるという症状が1年に1回ぐらい出るようになりました。
整形外科で診察してもらうと、肩に石灰がたまる「石灰沈着性腱板炎」という症状だそうです。
日常生活では、肩の感覚を観察して、痛みがひどくなってきたら、整形外科で投薬、注射などの治療をしてもらうことにしています。
私は、マインドフルネスヨガを実践して、肩の痛みがひどくなっていないか、観察しています。

マインドフルネスヨガは、MBSR (マインドフルネスストレス低減法)で学ぶ、マインドフルネス瞑想の一つです。身体を鍛えたりリラックスさせることが目的ではなく、身体の感覚を観察して、「今、ここ」で起こっていることに意識を向けるために行います。
例えば、ヨガのポーズを取る時に、次のような感じで、肩の感覚や心の中を観察します。
- 肩をどこまで動かせば痛くなるかを観察
- 肩の痛みの種類や程度を観察
- 肩の痛みによって引き起こされる思考や感情を観察
- 「これも年のせいか、私も終わりだ」
- 「こんな痛み、なんでもない。もう少し無理してみよう」
- 「昨日よりも、良くなった(悪くなった)みたいだ」
無理をしてしまって、肩がもっと痛くなったときには、その痛みの感覚や残念な気持ちも観察します。
MBSR (マインドフルネスストレス低減法)で行われるマインドフルネスヨガには、立った姿勢のポーズと横になった姿勢のポーズがあります。それぞれ、45分間の音声ガイダンスを聞きながら実践します。次のような特徴があります。
- 初めての人でも実践できる基本的で簡単なポーズが採用されている。
- 身体の各部分、体全体の感覚を観察できるように設計されている。
- 自分の現在の状態や体調に合わせて、ポーズを変えるように勧められる。
- 自分の身体や心に対して、優しい気持ちと好奇心を持って実践されるように勧められる。
マインドフルネスヨガについての詳細は、以下の記事をご参照ください。
マインドフルネスヨガの目的は、肩の痛みを治したり、ストレッチをしたり、ということではなくて、身体や心を観察することなのですが、マインドフルネスヨガを実践することにより、結果的に無理なく肩をストレッチすることができていると思います。
マインドフルネスヨガは、MBSR (マインドフルネスストレス低減法) のコースで学ぶことができます。
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