この記事は、エモーショナルインテリジェンス講座で学ぶ、モチベーションについて解説します。
自分のパフォーマンスをあげるために、モチベーションをなんとかしたいが、どのようにすればよいのかわからない方の参考になると思います。
モチベーションは個人レベルの生産性を上げる
これまでの私の人生を振り返ってみると、モチベーションがとても高かった時期が何回かありました。自分の目標に向かって一生懸命になっているとき、仕事を任されて張り切っているときなどです。
このようにモチベーションが高かったときは、仕事のパフォーマンスも高かったような気がします。みなさんにも覚えがあるでしょうか?
逆に、何かに失敗したり、不幸なことが起こったりしてモチベーションが下がってしまったときは、パフォーマンスは落ちてしまいます。
個人レベルの生産性を上げるためには、モチベーションの向上と維持が重要だと思います。
その一方で、チームレベルのパフォーマンスを上げるには、各個人のモチベーションを発揮しやすい「心理的な安全性」のある環境を作り出すことが重要です。
個人レベルのパフォーマンスを 上げるために | 個人のモチベーションを上げる |
チームレベルのパフォーマンスを 上げるために | チームの心理的な安全性を高める (共感力を高める) |
モチベーションを自分でコントロールするためには
ところで、モチベーションは、まわりの環境で決まってしまうことが多いのではないでしょうか?
私の場合、思い返してみると、大抵、次のような要因でモチベーションが決まっていました。
- 上司が仕事を任せてくれるかどうか
- 上司が自分の仕事を正しく評価してくれているか
- 重要な仕事をしているか
- 職場の人間関係が良いかどうか
- ここまでの仕事がうまく行ったかどうか
上司や同僚、仕事の中身は選べないことが多いです。そして、このような外部的な環境が、大抵の場合、モチベーションを左右してしまいます。
では、個人レベルのパフォーマンスを向上するために、自分で自分のモチベーションを向上し、持続さていくためにはどうしたら良いでしょうか?
エモーショナルインテリジェンス講座では、次の3つのステップを推奨します。
最初のステップ「自分の価値観と仕事を一致させる」とは、自分の仕事を通じて、自分が自分以外の何に貢献しているから、自分の人生に意味があるのかをはっきりさせることです。あるいは、仕事を通じて、自分が没頭できることは何か、をはっきりさせることです。
2つ目のステップ「自分が成功している未来をありありと思い浮かべる」とは、失敗することばかり心配していると、脳は、失敗することを前提に、知覚し、感じ、行動するようになるので、成功するということを脳に信じ込ませる必要がある、ということです。
3つ目のステップ「失敗から立ち直る回復力を身につける」とは、誰でも必ず失敗の経験をするので、そこから立ち直るためのノウハウを身に着けておく、ということです。
詳しくは、それぞれ、上記のリンクをご参照ください。
この3つのステップのいずれにおいても、ジャーナリングが役に立ちます。ジャーナリングとは、簡単にいうと日記をつけることです。自分が思っていることや感じていることを箇条書きで書き出して、心の中を整理していきます。
詳しくは下の記事をご参照ください。
まとめ
エモーショナルインテリジェンスの観点から、個人レベルのパフォーマンスを向上するには、自分のモチベーションを高め、維持する方法を身につけることが大切です。そのためには、以下の3つのステップが有効です。
いずれのステップにおいても、ジャーナリング(日記をつけること)が役に立ちます。
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