マインドフルネス瞑想が脳に与える影響 – DMNについて

DMNSIY

この記事では、Google が開発した人材開発プログラム SIY (サーチ・インサイド・ユアセルフ)で学ぶマインドフルネス瞑想の効果について解説します。

マインドフルネス瞑想を続けるとどのような効果があるのか、という疑問にお答えします。

ここでは、Judson Brewer 博士がイェール大学で行ったDMNに関する研究をご紹介します。1)https://www.pnas.org/content/108/50/20254

DMN(デフォルトモードネットワーク)とは、脳内のネットワークの一つです。うわのそらの状態で漫然といろいろなことを考えている時に、この DMN が活性化されています。

博士は、 マインドフルネス瞑想を長く実践している人の脳の画像をMRI という装置で調べました。

この実験の結果、瞑想経験者の脳は、未経験者と比べて、次のような違いがあるそうです。

  • 瞑想実践時にDMN の活動が低下している。
  • 瞑想時、非瞑想時の両方で、DMNの活動パターンが未経験者とは異なる。
  • セルフ・モニタリングや認知制御に関する脳のネットワークが強くなっている。

博士によると、これらの結果から次のことが推測できるとのことです。

  • マインドフルネス瞑想の経験者にとって、DMNの活動に気がつくこと、それから、DMNの活動を変えることが、瞑想の主な「ターゲット」になっていること。
  • 瞑想経験者は、瞑想実践を続けた結果、瞑想中、心がさまよい出すことが少なく、「今ここ」で起こっていることに集中しやすくなっていること。
  • 瞑想経験者は、瞑想していないときでも、瞑想中と同じような心の状態を保つことができること。
  • その結果、瞑想経験者は、瞑想していないときでも、セルフ・モニタリングや認知制御といった注意力に関わる能力が強化されていること。
Judson Brewer 博士
Judson Brewer 博士

マインドフルネス瞑想は、継続することによって、脳の働きを変える力があるのですね。

この実験は、マインドフルネス瞑想によって、注意力や集中力が強化される可能性があることを示しています。

この実験に参加したのは、12人の瞑想経験者です。10年以上、平均1万時間のマインドフルネス瞑想の経験を持つ人が選ばれています。比較のため、同じ様なバックグラウンドを持つ13人の瞑想未経験者も実験に参加しました。

このように長い瞑想経験を持つ人を集めたのは、はっきりとした結果を出すためですが、比較的短い瞑想期間、例えば8週間でも、他の実験から瞑想の効果はある程度見込めるそうです。

Google が開発した従業員育成プログラム SIY では、マインドフルネス瞑想やエモーショナル・インテリジェンスの効果を、脳科学の観点から説明しています。この研究についても、SIY のプログラムで紹介されています。


Google で開発された人材育成プログラム SIY(サーチ・インサイドユアセルフ)は、

  • エモーショナル・インテリジェンスによる理論
  • 脳科学による裏付け
  • マインドフルネスによる実践

に基づいて、参加者のエモーショナル・インテリジェンスの5つの要素を育成します。

  • 自己認識
  • 自己管理
  • モチベーション
  • 共感力
  • リーダーシップ

これによって、個人レベル、および組織レベルのリーダーシップ・生産性・幸福を向上します。

SIY の企業での導入に関しては、まず、1時間程度の無料のパイロットプログラムをお試しください。詳細は下のリンクをご参照下さい。

SIY プログラムの企業導入

コメント

  1. […] こんな感じでマインドフルネスは科学的にも根拠のあるものです。(研究について詳しく知りたい方はこちら) […]

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