疥癬患者へのマインドフルネスの効果

UMASS Medical Schoolマインドフルネスの効果

やや古い論文ですが、疥癬患者に対するマインドフルネスの効果について、ジョン・カバットジン博士の研究を紹介します。

実験の内容

  1. 37人の中度から重度の疥癬の患者で、紫外線療法 (UVB または PUVA) を行う予定がある方に実験に参加していただきました。
  2. 実験の参加者を次の2つのグループにランダムに分けます。
    • マインドフルネス瞑想の音声テープを聞いて紫外線療法を受けるグループ
    • 音声テープなしで、通常の紫外線療法 を受けるグループ
  3. 音声テープのグループは、MBSRに基づいて新たに作成された音声テープを聞きます。
    • 紫外線療法を受ける前に5分間の説明用テープを聞きます。(最初の3回のみ)
    • 紫外線療法のブースに入って、治療を受けながら、瞑想用テープを聞きます。同じテープを聞きますが、聞いている時間は、治療の進展につれて、長くなっていきます。瞑想用テープでは、「今、ここ」で起こっていること(呼吸、体の感覚、思考や感情など)に意識を向けるようにガイダンスされます。
  4. 治療の都度、疥癬の症状をポラロイド写真で撮影して、症状の改善状態を皮膚科医と看護師が判断します。

実験の結果

マインドフルネス瞑想のテープを聞きながら紫外線療法を受けた疥癬患者の方が、そうでないグループよりも、回復の速度が早いことがわかりました。

実験が行われたのが1998年とやや古いことと、対象者が37人と少ないことから、必ずしも信頼できるデータとは言えないかも知れませんが、マインドフルネス瞑想の可能性を示していますね。


出典:
Influence of a mindfulness meditation-based stress reduction intervention on rates of skin clearing in patients with moderate to severe psoriasis undergoing phototherapy (UVB) and photochemotherapy (PUVA).

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