私は水泳が好きで、週に3-4回、プールで泳いでいます。調子のよいときは、45分間ぐらい泳ぎます。
2年ぐらい前から、泳ぐ時にマインドフルネスの実践として、「泳ぐ瞑想」をするようになりました。私の泳ぐ瞑想のやり方は、こちら、「泳ぐ瞑想」の記事をご参照ください。
今年の6月ごろに左の肩を痛めて、クロールで左手を伸ばした時に、「こきっ」という音がするようになりました。その後、しばらく、肩を養生するために水泳はお休みしていました。
最近になってやっと肩の調子がよくなったので、「泳ぐ瞑想」を再開しています。ここで、いくつか、気がついたことを書いておきます。
自分の体をいたわるということ
私ももう50代後半ですので、体が若い時とちがって無理がききません。一度肩を痛めると、回復するのに何か月もかかってしまいます。
そこで、できるだけ肩をいたわって泳ぐようにしています。
今でも、下のルーティーンで泳ぐ瞑想をしていますが、特に、肩の感覚を観察するようにしました。
私の泳ぐ瞑想ルーティーン
最初の10分 | 呼吸の観察 |
次の10分 | 体の感覚を観察(特に肩) |
次の10分 | 聞こえてくる音の観察 |
次の10分 | 思考、感情の観察 |
最後の5分 | 何も選択しない瞑想 |
自分の肩の感覚を観察していくと、肩に優しい気持ち、愛おしい気持ちを感じます。これは、自分に対する優しい気持ち(セルフコンパッション)につながると思います。
クロールのフォームも、肩をできるだけ痛めないフォームに少し変えました。息継ぎを左、左、右、右、としていたのを、全て左だけにして、ローリングも大きめにしました。
思考と感情の観察
泳ぐ瞑想を初めた頃は、思考や感情の観察がほとんどできなかったのですが、以前と比べて、できるようになってきた気がします。
泳ぎ始めて最初の30分間は、呼吸や体の感覚、音を観察しています。その間も、思考に囚われてしまうことが多いのですが、ターンのたびに、心がなにかに囚われていないか、確認する癖がついてきました。
思考と感情を観察する10分間については、まず、最初の5分間は、心に浮かんでくる思考がないかを観察します。うまく、観察できるときもあれば、いつのまにか思考に囚われてしまっていることもあります。
後の5分間で、感情を観察します。自分の心模様というか、心の状態を観察します。隣のレーンの人が見えたら、闘争心、エゴ、虚栄心、絶望感などがあっとゆ間に心に現れてきます。
このような思考や感情の観察のためには、やっぱり、継続して同じ環境で瞑想を続けることが大切なんだと思いました。
幸せな気持ち
以前、水泳をやっている間は、体が苦しくて、早く時間が進んで終わってほしい、とずっと考えいました。
最近は、この泳ぐ瞑想の間、そのように辛い思いをすることが少なくなったような気がします。その一方で、幸せな気持ちを感じていることがあります。
これは、自分の体へのいたわりの気持ちのせいなのか、あるいは、瞑想自体にそのような効果があるせいかもしれません。
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