「幸せがずっと続く12の行動習慣」ソニア・リュボミアスキー

ソニア・リュボミアスキー博士は、アメリカのカリフォルニア大学リバーサイド校でポジティブ心理学を教えている教授です。

「幸せがずっと続く12の行動習慣」の原題は、”The how of happiness” です。人が幸せになるための要因を科学的に研究し、どのようにすれば幸せになれるのか、具体的な方法を記載したものです。マインドフルネスに関連する部分もあるので読んでみました。以下、概略です。

自分で変えられるのは幸せの40%

博士の研究によると、人の幸せの50%は、その人が持つ幸せを感じる遺伝子によって決まるそうです。

残りの50%のうち、お金持ちかどうか、健康かどうか、美人かどうかといった環境要因は、意外に少なくて10% に過ぎません。残りの40%は、日々の意図的な行動によるのだそうです。

幸せの要因幸せを決める比率
遺伝子50%
環境10%
日々の意図的な行動40%

日々の意図的な活動は私達がコントロールできることですから、幸せになるためには、遺伝子や環境のことよりも、日々の意図的な活動に焦点を当てるべきだそうです。

12の行動習慣

博士は、日々の意図的な活動で幸せを高めるために、12の行動習慣を提言しています。この12の行動習慣は科学的な研究結果に裏打ちされた、根拠のあるものだけを選んでいるそうです。

12個すべてを実践する必要はなく、それぞれの価値観や目標、ニーズに沿って適切なものを4つ程度選んで、実践していくとよいとのことです。

自分にとって適切な行動習慣を4つ選ぶためのテストも書籍の中で準備されています。

12の行動習慣は、以下のとおりです。それぞれ具体的な方法は書籍をご参照ください。

  1. 感謝の気持ちを表す
  2. 楽観的になる
  3. 考えすぎない、人と比較しない
  4. 親切にする
  5. 人間関係を育てる
  6. ストレスや悩みへの対抗策を練る
  7. 人を許す
  8. 熱中できる活動を増やす
  9. 人生の喜びを深く味わう
  10. 目標達成に全力を尽くす
  11. 内面的なものを大切にする
  12. 身体を大切にする — 瞑想と運動

この中で特に 「9. 人生の喜びを深く味わう」の項目では、その方法の一つとしてマインドフルネスな状態になることが触れられています。また、「12. 身体を大切にする — 瞑想と運動」の項目では、8週間のマインドフルネスのトレーニングが脳を活性化し、免疫を高めることが触れられています。

それ以外の項目についても、ほとんどがマインドフルネスと直接的、間接的に関わっていると私は思いました。


出典: 「幸せがずっと続く12の行動習慣」ソニア・リュボミアスキー